Stay Home①

自粛生活の中、読書でもと本棚を眺めると、結構古くから読んでいる作家の作品が並んでいる。最初から読み直そうと、よい機会なのでまずは清掃から。

『平井和正氏』『狼の紋章/狼の怨歌(1973年)』と、『狼男だよ(1974年)』アダルト・ウルフガイシリーズ全巻。この本の影響でしょう、上野公園へ狼を見に行った記憶があります。残念ながら小柄な「タテガミオオカミ」で、種としては狐に近いとのことでした。
あの『8マン』の原作者と知ったのは、ウルフガイ・シリーズの何れかの後書きでした。

【矢作俊彦氏】『リンゴオ・キッドの休日(1978年)』。これは刑事二村永爾シリーズで、『真夜中へもう一歩』、『THE WRONG GOODBYE』、『フィルムノワール/黒色影片』と続いた。文芸誌「新潮」に2018年1月号から新連載の『ビッグ・スヌーズ』が、退官後の新シリーズとして始まっています。単行本が待ち遠しい。この方の作品を初めて読んだのは、図書館で手に取った『神様のピンチヒッター』でした。以来ほとんどの作品を読んできましたが、引っ越しの際…。『マンハッタン・オプ1・2・3』が今本棚にない。

【夢枕獏】『幻獣少年キマイラ(1982年)』キマイラ孔シリーズ。残念ながら2002年までソノラマ文庫でシリーズ刊行された『キマイラ昇月変』が本棚では最後になっています。その後ソノラマノベルスで再刊行されていますが、2019年最新刊『キマイラ望郷変』を含め6作品が未読です。また本シリーズのイラストを描かれている「天野喜孝氏」を初めて知りました。

【北方健三】『さらば荒野(1983年)』ブラディー・ドールシリーズ。この他にも多くの作品が出版され、北方作品に嵌っておりました。

【原寮】『そして夜は甦る(1988年)』渡辺探偵事務所の沢崎シリーズ。寡作の方だ。五作目『愚か者死すべし(2004年)』から待つこと15年。6作目『それまでの明日』が2019年の師走にわが本棚に。今3作目『天使たちの探偵(1990年)』を「除菌ウエットティシュ」を脇に読み返しています。

【大沢在昌】『新宿鮫(1990年)』から約30年。短編集『鮫島の貌』を含み、12作目『暗約領域(最新刊2019年)』までが並んでいる。その他にも『狩人シリーズ』、『魔女シリーズ』、『サラリーマン坂田シリーズ』や単発作品と結構な冊数が並んでいる。大沢氏の本を読み始めたのも、図書館で手にした『深夜曲馬団(1985年)』からで、長いお付き合いになります。それにしても「昌」が。

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